料理する際、レシピにはよく大さじ・小さじで表記されていることがあります。砂糖は使う料理の幅が広く頻度も多いだけでなくコーヒーや紅茶などの飲み物にも使うことが多いですが、一体どれくらいのカロリーがあるか気になりますよね。実は砂糖の種類によって重さやカロリーが違うことはご存じですか?今回は砂糖別に大さじ1・小さじ1の重さやカロリーについてご紹介していきます。
大さじ1と小さじ1
はじめに、基本的には“大さじ1=15g=15ml・小さじ1=5g=5ml”となり、小さじ1の3倍が大さじ1の重さになります。しかし、計る材料が固形なのか液体なのか、また粉や粒状の場合は粒が細かいか粗いかなどによっても重さが変わります。砂糖は種類が多く、粒の粗さだけでなく固形や液体などさまざまな形があるため、重さやカロリーにも違いがあります。
大さじ1(g) | カロリー | 糖質 | 小さじ1(g) | カロリー | 糖質 | |
上白糖 | 9g | 35kcal | 8.9g | 3g | 12kcal | 3g |
グラニュー糖 | 12g | 47kcal | 12g | 4g | 16kcal | 4g |
白ザラ糖 | 15g | 59kcal | 15g | 5g | 20kcal | 5g |
中ザラ糖 | 15g | 59kcal | 15g | 5g | 20kcal | 5g |
三温糖 | 9g | 35kcal | 8.9g | 3g | 12kcal | 3g |
粉砂糖 | 7g | 28kcal | 6.9g | 2.3g | 10kcal | 2.3g |
黒砂糖 | 9g | 32kcal | 8.1g | 3g | 11kcal | 2.7g |
和三盆 | 9g | 35kcal | 8.8g | 3g | 12kcal | 2.9g |
きび砂糖 | 9g | 36kcal | 9g | 3g | 12kcal | 3g |
てんさい糖 | 9g | 32kcal | 8.8g | 3g | 11kcal | 3g |
水あめ | 21g | 69kcal | 17.9g | 7g | 23kcal | 5.9g |
はちみつ | 21g | 69kcal | 16.7g | 7g | 23kcal | 5.5g |
メープル | 21g | 56kcal | 13.9g | 7g | 18kcal | 4.6g |
角砂糖1個(5g):20kcal
氷砂糖1個(4g):16kcal
参考:カロリーSlism https://calorie.slism.jp/
砂糖は大きく分けると2種類に分けられます。
含蜜糖:原材料から取り出した糖液を煮詰めて作られた砂糖。黒砂糖やてん菜糖、きび砂糖、和三盆、メープルシロップなどが含蜜糖に分けられ、ミネラルなども多く含まれているのが特徴です。
分蜜糖:含蜜糖をさらに結晶と蜜に分け、結晶だけを取り出した砂糖。上記以外が分蜜糖となりミネラルなどはほとんど含まれません。一般的な白い砂糖は分蜜糖となります。
一覧で見ても、含蜜糖の方がカロリーも糖質も低くさらにミネラルが多く含まれているため、健康やダイエットを意識している人にはおすすめです。また、液体になっている水あめやはちみつなどは他の砂糖に比べるとカロリーも糖質も高いですが同じく含蜜糖に含まれるメープルシロップの方がどちらも低めになります。しかし、含蜜糖は全体的に甘さが控えめとなるため料理などに使う際、ついつい量を多く入れてしまい結果的にカロリーも糖質も多くなることがあります。また、ミネラルが多い分、香りや味にクセがあるものも多いため、バランスや使いやすさ、コストパフォーマンスを意識するのであれば上白糖がおすすめです。
砂糖は使うタイミングや1回に使う量も多いため、気を付けないと過剰摂取となり肥満などの生活習慣病へと繋がってしまいます。健康や使いやすさなど何を意識するかによって選ぶ砂糖の種類も変わり、特徴によっては料理の仕上がりも大きく変わります。用途によって使い分けることも1つの方法ですので、カロリーや糖質なども気にしつつ自分に合った砂糖を上手に取り入れてみてください。