non 簡単に飲むことができ、便利で美味しいインスタントコーヒー。今回はインスタントコーヒーをより美味しく飲む方法をご紹介したいと思います。とはいえ、美味しいの基準は人それぞのため、方法論には諸説ありますが参考にしていただけると嬉しいです。
選ぶインスタントコーヒーのタイプ
選ぶインスタントコーヒーは好みで自由ですが、アイスコーヒーを飲みたいならおすすめは、スプレードドライタイプのコーヒーです。スプレードタイプのインスタントコーヒーは水にも溶けやすいことが特徴です。インスタントコーヒーですから簡単に飲めることが特徴で、お湯を沸かすことすら面倒という方は水に溶けるタイプを選択しましょう。お湯をすぐに用意できるという場合は、フリーズドライタイプでも問題ありません。
インスタントコーヒーは、抽出したコーヒーを乾燥させて粉末状にしたものがインスタントコーヒーとして販売されます。乾燥させる際、主に２つの方法があります。１つは凍結乾燥(フリーズドドライ)という方法で、濃縮されたコーヒー液を冷凍し、真空状態に置いてから乾燥させる製法です。その名の通り、低熱で乾燥することで、コーヒーの風味や香りを逃さずに保つことができるとされています。
アイスコーヒーにおすすめなのは、噴霧乾燥（スプレードライ）という方法で、濃縮したコーヒー液を霧状に噴霧し、コーヒー液に熱風を吹き込んで高温・高速で瞬間的に乾燥させる製法です。細かい粉末状になるため、凍結乾燥より溶けやすいコーヒーに仕上がるのが特徴です。
ブランドによっては、インスタントコーヒーのパッケージに乾燥方法を記載しているものもありますが、書いていないものもあるため下記に代表的なブランドをご紹介しておきます。一般的に粒の大きいものが凍結乾燥(フリーズドドライ)、粒の小さいものが噴霧乾燥（スプレードライ）となります。どちらの乾燥方法を採用しているかを知りたい場合は各ブランドのHPをご確認いただければと思います。
凍結乾燥(フリーズドライ)を採用
・マウントハーゲン
・AGF
・キーコーヒー
・UCC
噴霧乾燥(スプレードドライ)を採用
・ネスカフェ
・ドトール
・ブレンディ
分量は1.5倍〜2.0倍
アイスコーヒーで飲む場合は氷を使用するため、冷やす過程や飲んでいる過程で徐々に薄まってしまいます。そのため、使用する粉の量はホットで飲む場合の1.5倍〜2.0倍を使用すると良いでしょう。ティースプーン大盛り1杯で約2gとなります。一般的なティーカップの場合150ml前後となるため2gが適量とされていますが、アイスコーヒーであればグラスで使用する水の量も増えるでしょうから、注ぐ水の量によっては2倍以上の粉を使用しても良いでしょう。
常温の水で溶かす
必要量をグラスに入れたらお湯を入れずにまずは常温の水を少量入れて粉をしっかり溶かします。凍結乾燥(フリーズドドライ)タイプは水で溶けにくいため、やはりアイスコーヒーは噴霧乾燥(スプレードドライ)を採用したいです。その理由は溶けやすいだけでなく、インスタントコーヒーの粉はお湯に触れると中の澱粉が固まりダマになることがるためです。
最初に少量の水で粉を溶かす際は練るような感覚でしっかり混ぜるとしっかりと風味がたつようになります。
常温の水を加える
前の工程で濃い原液のようなものができます。そこに常温で構いませんので水を加えまたよく混ぜるようにします。加える水は常温で良いですが、軟水のミネラルウォーターか水道水がおすすめです。濃い現役がグラスの下に沈んでいるため、下から掬い上げるようにしっかり混ぜるようにします。
しっかり混ざったら氷を入れて再度かき混ぜます。冒頭書いた通り、美味しいの個人差はあるため、薄いと感じた人は粉の量を増やしたり、家にあるインスタントコーヒーの乾燥タイプがわからず、よく溶けなったという場合は、水ではなくお湯で溶かすと良いでしょう。
インスタントコーヒー(ホット)を美味しく飲む方法はこちらで解説しています。
