合同会社シーベジタブル(共同代表:蜂谷 潤、友廣 裕一、本社:高知県安芸市)は、2024年2月19日~2月22日に福岡で開催された「Industry Co-Creation (ICC) サミット FUKUOKA 2024」(以下、ICC FUKUOKA 2024)に参加し、「フード&ドリンク アワード」で審査員とオーディエンスによる投票の結果、グランプリを受賞しました。さらに、同アワードでは最多となる4つの部門賞で1位を獲得しました。
ICC FUKUOKA 2024は、「ともに学び、ともに産業を創る。」をコンセプトに、ICCパートナーズ株式会社が主催する、産業を共に創る経営者・経営幹部のためのコミュニティ型カンファレンスです。本年は、Co-Creationを生み出す体験型プログラム「アワード・プログラム」、ピッチコンテスト「カタパルト」、複数の会場で同時開催されるセッションなどが開催され、参加者同士で質の高い交流が生まれました。
2月20日・21日に、ICC FUKUOKA 2024で「フード & ドリンク アワード」 が開催され、70名超の審査員とオーディエンスによる投票の結果、全国から集まった14社の中から当社がグランプリを受賞しました。その他、同アワード最多となる4つの部門賞「美味しさ 部門」、「社会性(サステナビリティ) 部門」、「職人技 (アルチザン・技術力)部門」、「独自性(オリジナリティ)部門」で1位を獲得しました。
当社のブースでは、「そのまま干したすじあおのり」を使ったフライドポテトを提供しました。当社は、天然でほぼ収穫できなくなったすじ青のりを、陸上で地下海水を利用して生産しています。今回のブースで料理を提供した石坂秀威は、2023年春に京都で開催したポップアップレストラン『noma』でも出向という形で料理開発担当として活躍した経歴を持ち、現在当社のテストキッチンを率いています。これまでテストキッチンでは100種類以上の海藻と向き合ってきましたが、中でもすじ青のりは特に香りに特徴がある海藻です。 海藻の概念を超えて、スパイスやハーブのように使うことで、街場の居酒屋から、世界中のミシュラン店30店以上まで幅広く愛される商品になっています。オイルやミルクと合わせたり、発酵調味料を開発するなど、食材としての汎用性が高いのも特徴です。また、当社のすじ青のりは、他の産地と比べて香気成分が約4.5倍という分析結果も得られています。
海藻のご購入・お取り扱いをご希望の皆さま
当社は、小売商品の他に、飲食店やホテル向けの業務用販売を行っています。各地に根付く美味しい海藻の食文化を残したいという思いから、すじ青のりをはじめ、天然採取が難しくなった海藻を取り扱っております。地上の植物は探求し尽くされ、様々な栽培技術や調理方法が確立していますが、海藻の世界はまだはじまってすらいないものばかりです。過去から受け継がれる食文化を守ると同時に、新たな海藻食文化をつくることで、海にも人にも良い未来が広がっていると信じて、私たちは日々活動しています。
合同会社シーベジタブル
企業名:合同会社シーベジタブル
共同代表:蜂谷 潤(はちや じゅん)、友廣 裕一(ともひろ ゆういち)
本社:高知県安芸市穴内乙688-9
事業内容:研究者から料理人まで各分野のスペシャリストが集まり、全国各地で海藻の基礎研究・種苗生産・陸上/海面栽培、さらには料理開発まで一貫した事業を行っています。海藻が激減する海の生態系を豊かに育みながら、社内外の料理人たちと新たな海藻の食文化をつくることにも取り組んでいます。