宮崎のレタス巻きってどんな食べ物?

みなさんはレタス巻きという食べ物をご存じですか?レタス巻きはお寿司の1種であるのですが、お寿司を食べる機会が多い日本人にとってもあまり聞き馴染みがないのではないでしょうか。今回はこのレタス巻きは一体どのような食べ物なのか、なぜ聞き馴染みがないのかを調べてみたので紹介していきますね。

レタス巻きとは

日本の食文化の1つでもあるお寿司には、握り寿司・軍艦巻き・押し寿司・いなり寿司など種類もたくさんあります。特に海苔で巻かれた巻き寿司は、手軽に食べやすいだけでなく、中に入っている具材もきゅうりや納豆など子供でも食べられるものが多く人気があります。中でもサラダ巻きはツナや野菜などが入っており、スーパーだけでなくコンビニでも買えるほど身近にありますが、このサラダ巻きや海外でも人気のあるロール巻きの元祖となるものが「レタス巻き」になります。

発祥となっているレタス巻きはサラダ巻きのイメージに強い太巻きではなく、かっぱ巻きやかんぴょう巻きのような細巻きの巻き寿司ですが、現在は提供するお店によって太さはさまざまです。具材は“レタス・塩ゆでしたエビ・マヨネーズ”ととてもシンプルであり、発祥地でもある宮崎では郷土料理の1つとなっています。

宮崎でレタス巻きを販売・提供しているお店は多く、スーパーや惣菜店コンビニなどで購入することが出来るだけでなく、寿司屋や居酒屋、うどん屋などでも提供され地元の人を中心に昔から愛されています。しかし、レタス巻きが作られるようになる前までは、寿司にマヨネーズや代わった具材が使われていなかっただけではなく、伝統的にもよくないとされていました。ではどのようにこれまでなかった形のレタス巻きは作られるようになったのでしょうか。

レタス巻きの歴史、発祥の店「一平」

レタス巻きは宮崎県宮崎市にある老舗寿司屋「一平」で生まれました。1966年に初代店主が新商品の開発をする際、野菜嫌いの友人のために“美味しく野菜を食べてもらいたい”という思いから試行錯誤して作ったのがレタス巻きでした。

当時はマヨネーズやレタスのような野菜を使った寿司がなかったため、抵抗があった人も多かったようですがその美味しさや斬新さから徐々に地元の若い人を中心に人気が出始め、40年かけて全国へ広まっていきました。

全国へ広まるにつれ、具材もエビだけでなくカニカマやツナ、明太子、いかなど使われる種類も豊富になり、レタスが使われている海苔巻きを総称してサラダ巻きと呼ぶようになりました。そのため現在、全国的にはレタス巻きよりサラダ巻きの方が馴染み深い呼び名となっているのが聞き馴染みの少ない理由と言えるでしょう。中にはサラダ巻きの1種としてレタス巻きがあるという認識を持っていることがありますが、実はレタス巻きの方が元祖という歴史があるのです。

市販のレタス巻きやサラダ巻きはマヨネーズを使っていることが多いですが、発祥でもある一平のレタス巻きは、しゃりの味付けに合わせて作った専用のマヨネーズソースを使っており、現在も毎朝手作りで作られているそうです。その人気から「一平のすしマヨ」という名前の商品も宮崎県内の一部地域で販売されています。

レタス巻きのレシピ

シンプルな材料で作られているレタス巻きはマヨネーズを使って家庭でも簡単に作ることが出来ます。

1.酢飯や具材を用意する
2.巻きすに海苔・酢飯・レタス・塩ゆでしたエビ・マヨネーズを乗せる
3.手前から巻いて5分ほどなじませて完成

一部の地域でしか販売されていない一平のすしマヨを使えばより本格的に作ることが出来ますが、マヨネーズでもおいしく作ることは出来ます。また、他の具材を入れたり海苔の代わりに卵焼きを使うなどオリジナルのサラダ巻きも家庭で簡単にアレンジして作ることが出来ます。

当時からしたら斬新でありながらも友人のために作ったレタス巻きは現在も色あせることなくたくさんの人に愛されています。サラダ巻きを食べる機会が多い今だからこそ、宮崎を訪れてぜひ元祖・レタス巻きの美味しさを味わってみてもらいたいです。